キヤノンMJ、業務アプリケーションとECMの連携を強化するソリューションを提供
業務アプリケーションごとにコンテンツ管理システムの必要な機能を連携させる仕組みを提供する。
キヤノンマーケティングジャパンは、業務アプリケーションとエンタープライズコンテンツ管理(ECM)システムの連携を支援するソリューション「ECM拡張サービス」の提供を10月1日に開始する。
本ソリューションは、企業内で扱われる文書やスプレッドシート、マルチメディアデータなどのコンテンツを操作・管理するECMのさまざまな機能を、Webサービスとして利用できる仕組みを提供するもの。オブジェクトサービスやワークフローサービス、認証サービスなど約70種類のサービスで構成されている。
同社によると、国内で普及している主要なECM製品は海外メーカーが開発したものが多く、国内企業の業務環境に応じたコンテンツ管理を実施したい場合に、ECM製品を大規模にカスタマイズする必要があるという。企業専用のシステムを独自に開発する方法もあるがコストが掛かってしまう。
ECM拡張サービスは、カナダのOpentextのECM Content Serverに対応する。キヤノンマーケティングジャパンは、同製品が搭載する機能を国内企業で利用しやすいように独自にカスタマイズし、日本語マニュアルや一部のサービスのサンプルコードをセットにして本ソリューションを開発した。
ユーザー企業は、同ソリューションを利用してECMシステムとの連携を考慮した業務アプリケーションの開発が容易に行えるという。独自に開発する場合に比べて、作業工数を最大5割程度削減できるとしている。
キヤノンマーケティングジャパンは、ドキュメント管理に関する豊富なノウハウを活用して業務プロセスに即したユーザー企業のシステム開発などを支援したいと表明している。
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