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IBM、データ分析のPSS Systemsを買収――コンプライアンス管理機能を強化
IBMは情報管理ソリューションのコンプライアンス機能強化を目指し、データガバナンス技術を手掛ける新興企業PSS Systemsを買収した。
米IBMは10月13日(現地時間)、情報分析・データガバナンスサポートを手掛ける米PSS Systemsを買収したと発表した。買収総額などの詳細は公表していない。
PSS Systemsは、2001年創業の米カリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置く非公開企業。同社の主力製品「Atlas Suite」は、企業によるデータの分析、自動化、情報ガバナンスポリシーの策定を支援し、データの処理方法を自動的に決定する。こうした機能は、企業がコンプライアンスに準拠しつつデータ保管コストを削減することを助けるとしている。同スイートはファイナンス、医薬品、エネルギーなど多様な業種で採用されており、英BP、独BASF、米GE、米Pfizerなどを顧客に持つ。
IBMはPSSを同社のソフトウェア部門に統合し、ソフトウェアは情報管理ソリューション「Information Lifecycle Governance」に組み込む。
同社は情報管理ソリューションの強化に注力しており、9月にはGRC管理ソリューションの米OpenPagesとデータウェアハウジングアプライアンスメーカーの米Netezzaを買収している。
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