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「Google Wave」の技術使ったコラボツール「Google Shared Spaces」
GoogleはWaveを開発を中止したが、同技術は新たなコラボレーションガジェット「Google Shared Spaces」に生かされている。
Googleは12月21日、コラボレーションツール「Google Shared Spaces」を実験的に公開した。先に開発終了を発表した「Google Wave」の技術を取り入れている。
Shared SpacesはWave技術を使ったコラボレーションガジェット。「プランニング」「プロダクティビティ」「ゲーム」「投票」の4つのジャンルでさまざまなガジェットが用意されている。ユーザーはこれらのガジェットを使って友人との「共有スペース」を作り、一緒に旅行の計画を立てたり、文書を作成したり、ゲームをプレイしたりできる。スペースの共有は、友人や同僚にURLを送るだけでいい。またすべてのスペースにはチャットエリアがついてくる。
例えば「When do we meet?」というガジェットでは、共有カレンダーを使って会議やパーティーの日程を決めることができ、「Diagram Editor」というガジェットでは仲間と一緒に図表を作成できる。
Googleは8月にGoogle Waveの開発終了を発表したとき、Waveの技術をほかの製品に取り入れるとしていた。Waveプロジェクトはその後、Apache Software Foundationのプログラムとして開発継続されることになった。
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