Dell、元Perot SystemsのCEO退社と事業部門改変を発表
Dellサービス部門社長を務める元Perot Systems社長兼CEOのピーター・アルタベフ氏が退社し、大規模企業部門社長のスティーブン・シュッケンブロック氏が後任になる。
米Dellは1月13日(現地時間)、同社のDellサービス部門の社長交代と、それにともなう組織改編を発表した。組織改編は同社の2012年第1四半期(2011年2〜4月期)に完了する見込み。
Dellサービス部門の現社長であるピーター・アルタベフ氏が退社し、現大規模企業部門社長のスティーブン・シュッケンブロック氏が後任になる。Dellサービス部門は、ITサービスとビジネスソリューションを手掛ける事業部門で、2009年11月に買収したPerot Systemsの製品も同部門が扱っている。アルタベフ氏はPerot Systemsの元社長兼CEOで、Dell入り後、同部門の社長に就任した。Perot Systemsの統合によりDellサービスは売り上げを伸ばし、80億ドル規模の部門に成長したという。
Dellの事業部門にはDellサービスと大規模企業部門のほか、公共機関向けのパブリック部門、コンシューマーおよび中堅・中小企業(SMB)向けのコンシューマー・中小規模企業部門がある。大規模企業部門社長の異動に伴い、同部門とパブリック部門を統合してパブリック−大規模企業部門とし、社長には現パブリック部門のポール・ベル社長が就任する。同社の2010年8〜10月期の業績では、両部門の売上高が同社全体に占める割合は合わせて57%だった。
コンシューマー・中小規模企業部門の社長は従来通りスティーブン・フェリス氏が務める。3人の社長はマイケル・デル会長兼CEOの直属となる。
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