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サイバーエージェント、SiteCatalyst MobileでAmeba会員を分析開始
サイバーエージェントはAmebaモバイルの会員セグメント分析や動線把握のためにAdobe SiteCatalyst for Mobileを採用した。
アドビシステムズ(以下、アドビ)は4月27日、携帯電話向けサービス「Amebaモバイル」の運営会社であるサイバーエージェントが、同サービスの会員セグメントを分析したり動線を把握したりするツールとして「Adobe SiteCatalyst for Mobile, powered by Omniture(以下、SiteCatalyst Mobile)」を採用したと発表した。同時にアドビのコンサルティングサービスも利用するという。
SiteCatalyst Mobileの導入により、XMLAPI(もしくは言語ライブラリ)を利用し制約事項を最小限に抑えた計測が可能になるという。サイバーエージェントでは分析結果に基づき、ユーザーの嗜好に合わせたゲームコンテンツを提供していく。
なおスマートフォン版Amebaの月間アクセス数はおよそ6億ページビュー(2011年2月)。携帯電話からのアクセスを上回る速度で利用が増加しているといい、サイバーエージェントでは、今後スマートフォン向けのサイトの情報解析も開始する予定だとしている。同社でプロデューサーを務める大辻純平氏は、「SiteCatalyst for Mobileとアドビのコンサルティングサービスを合わせて利用し、従来の携帯電話向けサービスだけでなく、スマートフォン会員の顧客分析やソーシャルメディアの解析についての知見を活用したい」とコメントを寄せている。
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