調査会社のIDC Japanは6月22日、国内中堅・中小企業(従業員規模:999人以下)のIT市場における地域別の市場予測を発表した。2011年は東日本大震災の影響により各地域でIT支出は減速し、前年比でマイナス成長になるという。
2011年のIT支出成長率に関して、地域別に見ると、北海道/東北地方は前年比マイナス16.2%、関東地方はマイナス13.5%となるほか、九州/沖縄地方でもマイナス2.2%を予測している。2012年は、サプライチェーンの回復や復興需要の拡大によって、北海道/東北地方を除いた各地域でプラス成長に回復するとみている。特に近畿地方(2.8%増)、九州/沖縄地方(2.8%増)で比較的高い成長率を予測している。
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