iPad、世界のタブレットからのトラフィックの89%を占める――米comScore調査
調査によると、米国では5月のタブレットのトラフィックの97%がiPadのもので、iPadからのアクセス手段の92%はWi-Fi経由だった。
世界のインターネットトラフィックをタブレットに限定してみると、その89%以上を米AppleのiPadが占めている――。米調査会社のcomScoreは6月23日(現地時間)、非PC端末によるネットワーク利用に関する新調査「Device Essentials」の5月の結果を発表した。
日本を含む世界の13の地域でのPC以外の端末(タブレット、携帯電話、iPod touchなど)によるインターネットトラフィックでは、携帯電話では多くの地域でiPhoneと米GoogleのAndroidが競合しているが、タブレットではiPadが圧倒的に優位であることが明らかになった。
この表からはトラフィック全体に占める非PC端末の割合は不明だが、日本ではiPhoneのトラフィックが約半分(49.5%)で、Android端末(30.6%)、iPad(11.3%)と続く。日本ではタブレットからのトラフィックの100%がiPadからという結果になっている。
非PC端末のトラフィックでは、新聞メディアへのアクセスが他のカテゴリより多かった。PCを含む新聞メディアサイトへのトラフィックを端末種類別に示した以下の表からは、全地域でPCからのアクセスが90%を超えているが、英国、シンガポール、日本では携帯端末からのアクセスが5%以上を占めることが分かる。
また、米国でのiOSとAndroidからのネットワークアクセス方法(Wi-Fiか携帯ネットワークか)の調査では、Wi-Fiの利用率はiPadが91.9%、Androidタブレットは65.2%、iPhoneは47.5%、Androidスマートフォンが21.7%だった。
なお、この調査にモバイルアプリからのトラフィックが含まれているかどうかは明記されていない。
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