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Googleの「App Inventor for Android」、MITメディアラボが引き継ぎ
「Google Labs」終了に伴って提供中止が決まっていた簡易Androidアプリ開発ツールの「App Inventor」を、マサチューセッツ工科大学のメディアラボが新設するモバイル教育センターが引き継ぎ、オープンソースツールとして開発を続ける。
米Googleが提供中止とオープンソース化を発表していたAndroidアプリ開発ツール「App Inventor」を、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のMIT Media Lab(メディアラボ)が引き継ぐ。同プロジェクトを担当するMITのハル・アベルソン教授が、Googleの公式ブログで8月16日(現地時間)に発表した。
App Inventor for Androidは、「Google Labs」終了に伴ってGoogleからの提供は中止になる。現在の同ツールの利用者数は、教育関係者を中心とした約10万人の上るという。提供中止を発表した際、Googleは同ツールのコードをオープンソースで公開し、教育関係者による利用をサポートする方法を模索しているとしていた。
メディアラボはGoogleのサポートを受け、モバイルイノベーションを通じた教育・学習の向上に取り組む「MIT Center for Mobile Learning」を立ち上げ、ここでApp Inventorの研究・開発を続ける。アベルソン教授は、Googleが大学の教授を招くプログラム「Google Visiting Faculty Program」に参加しており、App Inventorの設計に関わった。
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