埼玉県内で店舗展開する丸広百貨店は、経営力の強化を目的に食品発注システムを刷新した。システムを導入した富士通が9月1日に発表した。
丸広百貨店が採用したのは、ERPパッケージ「GLOVIA smart 量販店」と店舗発注システム「MINDEOB」。前者は、商品の発注から仕入れ、販売、在庫、予算などを管理するための本部システムとして、後者は各店舗のシステムとして設置した。
システム刷新によって、丸広百貨店では、これまで翌日に反映されていた価格・取引先などの商品情報(商品マスター)の更新情報をリアルタイムにシステムに反映できるようになり、商品発注エラー率が8割以上も削減した。加えて、商品発注業務のフローを見直したことで商品発注にかかる時間が3割以上削減したほか、これまで発注時に使用していた紙のオーダーブックが不要となり、年間約22万枚の紙の削減を可能にした。
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