NEC、「NeoSarf/Logistics」でサプライチェーンの見える化を支援
NECはクラウドサービス「NeoSarf/Logistics」を11月から販売する。輸送中の貨物のステータスを効率的に確認できるという。
NECは10月26日、サプライチェーンの物流過程において、輸送中の貨物のステータスを効率的に確認できるクラウドサービス「NeoSarf/Logistics」を11月から販売開始すると発表した。提供開始時期は、2012年1月を予定している。
同サービスは、事業者が扱う貨物の発注番号、INVOICE番号、船荷証券番号といった管理番号をクラウド上で相互にひも付ける仕組みを持ち、どの事業者の管理番号で検索しても、輸送中の貨物の現在位置を把握できるという。さらに、商品明細やロット情報も管理できる輸送中在庫状況の可視化機能、輸送遅延を検知するアラート機能などを装備し、輸出入時に必須となる梱包証明書、船積依頼書、船積案内書、輸入指示書といったドキュメントの出力にもオプションで対応するという。
貨物のステータス情報は、同サービスで提供する画面からの入力に加え、EDI連携によってデータの取り込みができる。タブレット端末やスマートフォンへなどによる作業状況の入力や外出先でのステータス確認などにも2012年秋ごろ対応する予定としている。
連携サービスメニューとして「倉庫管理ソリューション」および「配送計画支援ソリューション」を用意する。これにより、「出荷実績情報」や「配送予定情報」をそのまま貨物のステータス情報として取り込むことができ、荷主に対して、よりきめ細やかなサービスの提供が可能になるという。
また、「NeoSarf/Logistics」はインターネット接続環境があれば世界中どこからでも利用でき、日本語、英語、中国語の複数の言語に対応する。
NECは同サービスを大手〜中堅の事業者を中心に拡販し、今後3年間で国内外で約300の契約を目指すという。
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