ニュース
徳島大学がハイブリットクラウドを構築、2012年から運用へ
プラベートクラウドとパブリッククラウド、オンプレミスを組み合わせ、利用目的に応じて効率の良いシステム運用を実現するという。
NECは11月21日、徳島大学が同社の技術を採用してハイブリッドクラウド環境を構築し、2012年3月から運用を開始する予定であることを発表した。大学のハイブリッドクラウド環境の構築としては、先進的な事例だという。
徳島大学が構築するシステムは、教育用システムや教務システムなどの基幹業務をプライベートクラウド環境で、ポータルや学生用メールサービスをパブリッククラウド環境で、演習用シンクライアントシステムをオンプレミスで運用。NECの認証技術を利用して、学内の複数のサービスをシングルサインオンで利用できるようにする。
NECによれば、徳島大学では(1)労務時間上の都合やコストなどにより24時間サービス提供が困難、(2)災害発生時の体制が脆弱、(3)運用上のセキュリティリスクが高い――などの課題を抱え、クラウドサービスの活用を決めたという。
関連記事
- 法政大学、日立のクラウドソリューションで学内クラウド環境を構築
- 北大、国内最大規模の学術クラウドシステムを日立製作所と共同提供へ
- 東京電機大学、クラウド活用で3キャンパスのシステムを統合
- 立命館大が約4500台のシンクライアント環境を構築、大学では最大規模
- 農工大、情報システムをハイブリッドクラウド環境に移行
- 国士舘大学が学内ICTシステムを全面クラウド化、国内大学では初
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.