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電話番号がWebサイトに筒抜け――英O2が問題修正
英O2の携帯電話やスマートフォンでWebサイトを閲覧したユーザーの電話番号が、訪問先のサイトに開示されていたことが分かった。
英携帯電話会社のO2は、同社の携帯電話やスマートフォンでWebサイトを閲覧したユーザーの電話番号が訪問先サイトに開示されていたことが分かったとして、その経緯を明らかにした。問題は1月25日に修正したとしている。
O2の携帯電話ではもともと、特定のWebサイトを閲覧すると、ユーザーの電話番号がそのWeb
サイトに開示される仕組みになっていた。この相手は「特定の信頼できるパートナーのみ」だと同社は説明している。
ところが1月10日〜25日にかけて、信頼できるパートナー以外のWebサイトにも、携帯電話番号が通知されていたことが判明した。定期的なメンテナンスの一環として技術的な変更を行った結果、手違いによりWebサイトに電話番号が通知されるようになってしまったという。これは3GとWAPを使ってWebサイトにアクセスした時のみ発生し、WiFi経由の場合は発生しないと同社は説明している。
同社によると、Webサイトへの電話番号開示はもともとアダルトサイトの年齢確認や有料コンテンツへの課金などを目的としたもので、「業界では標準的なプラクティス」だという。しかし今回の問題発覚を受けて英国の当局が調査に乗り出したと報じられており、O2も調査には全面的に協力すると表明している。
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