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SAS、大量データの活用を支援するインメモリBIツールを発表
SAS Institute Japanは、大量のデータを高速分析するインメモリBIツールを発表。WebブラウザやiPadでの利用に対応する情報表示オプションも用意する。
SAS Institute Japanは3月26日、ビジネス分析(BI)ソフトの新製品「SAS Visual Analytics」を発表した。Hadoopに対応したインメモリ分析エンジン「SAS LASR Analytic Server」による大量データの高速処理を特徴とする。処理したデータは視覚的なインタフェースで探索できるため、ユーザーのビジネスの洞察力を高めるとしている。
WebブラウザとiPadに対応する情報表示オプションを備え、iPad向けには専用アプリをiTunes App Storeで配信する。また、今後はiPad以外のモバイル端末にも対応する予定という。
Visual AnalyticsはLASR Analytic Serverのほか、各種機能を実行するための「Hub」、ユーザーが外出先でもレポートの表示などを行えるようにする「Mobile」、データ発見/可視化ツール「Explorer」、レポート作成ツール「Designer」、管理ツールで構成される。
サーバの各種コンポーネントはRed HatまたはSUSE Linuxに対応。標準システムの最小構成は、プロセッサ・コア96個、メモリ768Gバイト、ディスクストレージ4.8テラバイトを搭載した8ブレードサーバ。最大構成は1152コア、メモリ9.2テラバイト、57.6テラバイトのディスクストレージ。ハイエンド向けには特に制限を設けない。
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「JMP 10」では直感的な操作でグラフを作成する機能が強化され、iPadでのデータ分析が可能になった。
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