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中国でAndroidマルウェアが流行、過去最大のボットネットを形成か

過去に数十万台に感染したマルウェアの亜種が出現し、今度は100万台が感染しているとみられる。

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 米Symantecは1月25日、中国でAndroidユーザーを狙ったとみられるマルウェアの大規模感染が発生したとブログで伝えた。最大で100万台に感染したもようだ。

 それによると、マルウェアの「Android.Troj.mdk」は、2012年前半に数十万台が感染したトロイの木馬の「Android.Bmaster」の亜種とみられる。内部のデータが暗号化されているなど共通点が多いという。主にサードパティーのアプリストアで配布される人気ゲームアプリに不正に組み込まれて出回っている。Kingsoftによれば、このマルウェアが組み込まれたアプリは7000種以上になる。

 アプリをインストールすると、ユーザーの端末が第三者によって遠隔されてしまう状態になり、端末から機密情報が盗まれたり、不正広告が表示されたりするなどの恐れがあるとしている。

 Symantecは、Android.Troj.mdkに感染した端末で形成される「モバイルボットネット」が過去最大規模になると分析。ただし、サードパティーのアプリストアの大半が中国であることから、感染被害も中国にほぼ限定されるとみている。

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