インテリジェンス、沖縄にオフショア拠点を設立 アジアでの開発体制を強化
グローバルの各拠点が連携したシステム受託開発を展開したいインテリジェンスは、沖縄に新たなオフショア開発子会社を設立した。
人材サービス大手のインテリジェンスホールディングスは6月3日、沖縄県那覇市に新たなシステム開発会社「インテリジェンス ビジネスソリューションズ沖縄(IBS沖縄)」を設立したと発表した。初年度はスタッフ50人で、7月上旬から営業開始する予定。国内のシステム開発受託サービスを強化するとともに、アジアの開発拠点と連携を図り、より効果的なオフショア開発体制を構築する。
同ホールディングスの子会社で、システム開発の受託事業を手掛けるIBSでは、2011年からベトナムでのオフショア開発を本格展開している。このたびIBS沖縄を設立したことで、アジア地域に近いという立地などを生かし「グローバルチーム型オフショアモデル」を確立したい考えだ。
グローバルチーム型オフショアとは、アジア各国を中心としたオフショア先とセキュアなネット環境上にプロジェクトチームを発足させ、ICTを活用しながらシステム関連の受託業務を進めていく手法だという。プロジェクト内のコミュニケーションやドキュメントは全て英語となるため、オフショア先での日本語教育が不要で、不足する高スキルエンジニアの獲得も容易になるとしている。
その実現に向け、IBS沖縄では業務時間の10%を英語や技術の学習にあてる「10%ルール制度」を導入し、オフショア拠点のエンジニアを英語で直接マネジメントできる人材を育成する。また、県内の給与水準より2割程度高い報酬を設定するほか、10%ルール制度による継続的な研修など、待遇やキャリアアップ支援を強化することで、優秀なエンジニアの獲得を図る。
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