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Google、Maps Engineの地図データをアプリで利用できる新APIを公開
Googleが、企業向け地図作成サービス「Google Maps Engine」で、地図データに直接アクセスするための新APIを公開した。Webだけでなく、AndroidやiOS向けの店舗検索アプリなどが構築できる。
米Googleは6月5日(現地時間)、企業向けの地図作成サービス「Google Maps Engine」で、WebやアプリからのMaps Engineへの直接アクセスを可能にする「Google Maps Engine API」を公開したと発表した。
Google Map Engineでは、企業はGoogleのクラウド上の地図データに自社のデータを重ね、カスタマイズした独自の地図を社内や顧客向けにWebサイトで公開できるが、従来は複雑なGIS(地理情報システム)を使いこなす必要があった。新APIにより、その作業が簡易化できるという。また、APIを使えば、Webだけでなく、AndroidやiOS端末で使える店舗検索アプリや緊急対策地図アプリなどを構築できるとしている。
APIのβテストに参加した米輸送大手のFedExは、このAPIを利用して構築した5万以上の支店検索ツールを自社サイトで公開している。ユーザーは検索枠に郵便番号や町名などを入力することで、最寄りのFedExのオフィスや集荷店を検索できる。
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