Google、開発者向け会議でApp EngineのJava機能公開などを発表:Google版WWDC
Googleの開発者向けカンファレンス「Google I/O 2009」では、「Google App Engine」のJava対応やAndroidアプリケーションコンテストなどが発表された。
米Googleは5月27日から開催の開発者向けカンファレンス「Google I/O 2009」で、App EngineやAndroidに関する幾つかの発表を行った。
クラウドプラットフォーム「Google App Engine」のJava対応機能が一般公開された。この機能は開発者向けに4月7日にリリースされており、この2カ月で1万以上のJavaアプリケーションが公開された。App Engineで開発されたアプリケーションは、2008年4月の立ち上げから8万本に上るという。
また新技術「Google Web Elements」を発表した。これは同社の各種サービスをWebサイトやブログに組み込むための技術。Webやブログのオーナーは、YouTubeのビデオ同様に「Google Maps」や「Google News」のコンテンツを数行のコードを書き込むことで利用できるという。
Android開発者に向けて、第2回になるアプリケーションコンテスト「Android Developer Challenge(ADC) 2」の開催を発表した。前回1700以上のエントリがあり、50のチームが賞金を獲得した。今回も2段階の審査を行い、11月半ばに優秀作品が発表される。
このほか、WebサイトにGoogle Mapsの地図を組み込めるAPIの新版「Google Maps API v3」と、表計算ファイルなどから取得したデータを視覚化する「Google Visualization API」向けのオープンソースのJavaライブラリの公開を発表した。Google Maps API v3はGoogle Code Labsから、JavaライブラリはVisualization APIのページで入手できる。
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