サックス奏者のジョシュア・レッドマンは異彩を放つキャリアの持ち主だ。ハーバード大学を主席で卒業した後、イェール大学の法律修士課程に進むも、「セロニアス・モンク 国際ジャズ・コンペティション」で優勝したのをきっかけに、本格的にプロミュージシャンの道を歩み始める。
4年ぶりのリーダーアルバムとなる本作品は、盟友である気鋭のピアニスト、ブラッド・メルドーを初めてプロデューサーとして迎え、オリジナル曲のみならず、有名なJazzのスタンダードナンバーから、Beatlesの「Let It Be」やJohn Mayerの「Stop This Train」、Blonde Redheadの「Doll Is Mine」などのカバー曲に至るまで、幅広い楽曲を収録している。
例えば、Doll Is Mineは、原曲の魅力を損なわせることなく、スローテンポな演奏でよりシックなアレンジに仕上がっている。週末の真夜中、酒を嗜みながら束の間の休息を楽しみたいときに聴きたくなるような1曲だ。
収録曲
1. The Folks Who Live On The Hill
2. Lush Life
3. Stop This Train
4. Adagio
5. Easy Living
6. Doll is Mine
7. Infant Eyes
8. Let it Be
9. Final Hour
10. Last Glimpse of Gotham
11. Star Dust
12. Ugly Beauty(日本盤のみボーナス・トラック)
13. Let Me Down Easy
演奏者
ジョシュア・レッドマン(ss、ts)/ブラッド・メルドー(p)/ラリー・グレナディア(ds)/ブライアン・ブレイド(ds)
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