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フジテレビ、3000台のXPをWindows 8に移行 100本以上の業務アプリも対応へ導入事例

約3000台に上る社内のデスクトップPCをWindows XPからWindows 8に移行させると同時に、100本以上ある業務アプリケーションもWindows 8に対応させるという。

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 民放大手のフジテレビが、約3000台に上る社内のデスクトップPCをWindows XPからWindows 8に移行させる取り組みを9月にスタートさせた。同時に100本以上ある業務アプリケーションのWindows 8への対応も開始している。これを支援する日本マイクロソフトが10月29日に発表した。

 フジテレビでは2014年4月にサポートが終了するWindows XPの新たな移行先について、検討を開始した2010年頃ではWindows 7へのアップグレードを予定していた。しかし、2012年のWindows 8のリリースによって変更先を検討し、マイクロソフトからの詳細説明を踏まえてWindows 8に変更した。

 情報システム局長の吉本治氏によれば、「『テレビ局という仕事にふさわしい最新の製品を』という意気込みがあり、特に最大のテーマであるインターネットやモバイル端末との連携に最適なものは何かと考えていった結果、あえてWindows 7ではなく、Windows 8を選択した」という。

 OS移行での最大の課題が自社開発した100本以上の業務アプリケーションの対応であり、番組やCMなどを一元管理する「営業放送システム」や報道支援システムなどの放送事業での基幹システムに加え、経理や財務、人事システムも含まれる。改修の見積りに時間をかける必要性から、まずOfficeとInternet Explorerを先にアップグレードさせ、2012年にOSの見直しに着手。4月から業務アプリケーションとの対応確認を進め、同年11月に正式移行を決定した。業務アプリケーションの多くを.NET Frameworkで開発しており、.NET Framework 4.0での対応を確認できた点も決定の大きな要因だったとしている。

 今回の対象としている3000台のPCのWindows 8への移行は2014年3月までに完了させる予定だという。

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