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Google、NASAのハンガーワンとモフェットフィールド飛行場管理権を獲得
Google下の不動産企業Planetary VenturesがNASAからモフェットフィールド飛行場の管理権を獲得。Planetary Venturesは老朽化した歴史的格納庫ハンガーワンを修復し、飛行場を政府だけでなく私企業の飛行機でも利用できるよう整備する。
米航空宇宙局(NASA)と米連邦政府の一般調達局(GSA)は2月10日(現地時間)、現在NASAエイムズ研究所が管理しているモフェットフィールド飛行場と歴史的に著名な格納庫「ハンガーワン」を米不動産企業のPlanetary Venturesに貸与すると発表した。
発表文には明示されていないが、Planetary Venturesは米Googleの子会社。過去のNASAとPlanetary Venturesとの契約書(リンク先はPDF)には、保証人としてGoogleの社名が記載されている。
Planetary Venturesはこの契約に基いて、傷みの激しいハンガーワンを修復し、モフェットフィールドを政府、公共機関、私企業の航空機をサポートできる飛行場に改善・管理する。これにより、NASAは飛行場のメンテナンスコストを削減できるとしている。
Googleは2008年からエイムズ研究所内にキャンパス用の土地を借りている他、2013年5月にはエイムズ研究所内にNASAと共同で量子コンピュータラボを立ち上げている。
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