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Microsoft、Nokiaの端末部門買収完了が4月にずれ込むと発表
2014年第1四半期中の完了が見込まれていたMicrosoftによるNokia端末部門買収が4月にずれ込む。競合メーカーによる中国当局への申し立てが原因のようだ。
米MicrosoftとフィンランドNokiaは3月23日(現地時間)、第1四半期(1〜3月)に予定していたMicrosoftによるNokiaのDevices&Services部門買収の完了が4月にずれ込むと発表した。
Microsoftは昨年9月、Windows Phone搭載の「Lumia」シリーズや低価格端末「Asha」シリーズを担当する同部門と関連特許を買収すると発表。12月には米連邦政府と欧州連合の当局から承認を得た。
Microsoftによると、既に15カ国で承認を得ており、現在残りの地域での承認を待っているという。Nokiaは、アジアの独禁法当局がまだ審査中としている。Nokiaはまた、インドにおける税務問題(Nokiaはインドで売上高に課される税金が未納だとして提訴されている)は買収完了の遅延とは無関係だとしている。
Bloombergが3月3日に報じたところによると、米Google、韓国Samsung Electronics、中国のHuaweiとZTEが中国商務部に対し、Microsoftがこの買収で特許ライセンス料を引き上げる恐れがあるとして承認に条件を付けるよう求めているという。
Nokiaは2月にAndroidベースの低価格スマートフォン「Nokia X」シリーズを発表しており、MicrosoftはNokia Xシリーズでスマートフォンの新興国市場でのプレゼンス拡大を狙うとみられている。
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