住友電工がモバイルアプリ開発環境を刷新、業務変革を目指す
モバイルアプリ開発を迅速化させるソリューション「Rapid Mobile Solution」を採用し、開発者が社外でも開発作業を迅速に行える環境を整えた。
住友電気工業は、カメラやGPSなどスマートデバイス固有の機能を生かしたモバイルアプリを開発するために、ミライト情報システムの「Rapid Mobile Solution」を採用した。ミライト情報システムと製品開発を手掛けた日本IBM、住友電工情報システムの3社が発表した。
「Rapid Mobile Solution」は、日本IBMのモバイル開発基盤「IBM Worklight」と住友電工情報システムのWebアプリケーション開発基盤「楽々Framework II」を、ミライト情報システムが統合・製品化した。IBM Worklightは、モバイルアプリケーションプラットフォーム(MEAP)で、デバイス固有の機能を生かしながらマルチプラットフォーム対応のアプリ開発を可能にする。楽々FrameworkIIはシステム開発を短期化するJavaベースの部品組立て型の業務システム開発のフレームワーク。高い開発生産性が特徴という。
住友電気工業は、以前に楽々FrameworkIIを基にスマートデバイス向けのWebアプリケーションを開発。グループ企業にも配布して開発していた。しかし、スマートデバイス固有の機能を活用したモバイルアプリの必要性が高まっていたという。Rapid Mobile Solutionの採用で、開発生産性の向上や運用保守費用の削減など、開発の改革を進める。また、社内に限られた開発業務を顧客先や自宅など社外でも可能にするため、ワークスタイルの変革も実現していくという。
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