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Appleの開発者向けサービスに情報漏えいの恐れ、問題を修正
Developer Centerに登録された開発者やAppleの幹部を含む社員などの個人的な携帯電話番号やメールといった連絡先情報に、誰でもアクセスできる状態になっていたという。
米Appleの「Developer Center」に、登録された開発者やApple社員などの連絡先情報を誰でも引き出せてしまう問題があることが分かり、Appleが修正したという。Mac情報サイトの9to5Macが伝えた。
9to5Macによると、この問題はフィンランドのセキュリティ研究者が発見した。Developer Centerに登録されたiOSやMac、Safariの開発者や、Appleの幹部を含む社員、同社パートナーなどの個人的な携帯電話番号やメールといった連絡先情報に、誰でもアクセスできる状態になっていたという。
原因は、Apple社内でバグ報告の管理に使われている「Radar」というアプリケーションの問題にあったとされる。
報告を受けたAppleは「Developer Center」を一時的にダウンさせ、4月28日までに問題を修正して復旧させたと9to5Macは伝えている。
研究者にはAppleから問題を解決したとの連絡があったといい、誰でもアクセスできる状態だったRadarアプリのダウンロードリンクも削除されたという。
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