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iOSにもリスクは存在、Androidとの比較報告書が公開

モバイル端末に対してよく使われる14種類の攻撃の手口をiOSとAndroidに対して試したところ、リスクは同程度だったという。

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 企業向けモバイルセキュリティ対策を手掛ける米Marble Securityは6月17日、iOSとAndroidのリスクを比較した報告書を発表した。比較的安全と思われがちなiOSにも、Androidと同様にリスクは存在すると指摘している。


iOSとAndroidのリスク比較(Marble Securityより)

 Marbleの報告では、「AppleのiOSのセキュリティの評判の高さは、アプリ配信コントロールによるものであって、同OSの本質的な優位性によるものではない」と強調している。配信コントロールを別として、モバイル端末に対してよく使われる14種類の攻撃の手口をiOSとAndroidに対して試したところ、リスクは同程度だったという。

 ただ、リスクの内容にはiOSとAndroidで違いがあり、iOSに対しては、不正な設定プロファイル、暗号化されていないメールの添付ファイル、バックアップ乗っ取りといった手口の攻撃が通用し得ることが分かったとしている。

 iOSとAndroid向けのアプリ120万本を分析した結果では、iOSはゲームアプリとニュースアプリのリスクが比較的高い傾向が見られた。

 また、iOSもAndroidも、アプリが定期的にコンテンツやメールの内容へのアクセスを要求するなどプライバシー上のリスクが存在するとことも判明。そうしたデータがアプリ配信者の手に渡れば、ユーザーや企業がコントロールすることはできなくなり、潜在的に重大なセキュリティ問題が生じると警告している。

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