SAPは7月7日(現地時間)、法的形態を欧州会社(Societas Europaea:SE)に変更したと発表した。これに伴い、ドイツの子会社はSAP Deutschland SE & Co. KGに社名変更した。
SAPは、今年5月の年次株主総会で99%の承認を得た結果、SEとして商業登記簿に会社登録された。本社および上場企業としての所在地は、これまでと同様、ドイツ・ワルドルフである。
SAPのSEへの変更に伴う、パートナー、お客様、従業員への影響はなく、雇用契約は従来通りに継続し、販売契約も維持されるという。株主の権利についても、新しい法的形態による変更はなく、SAP株式の株式交換取引への影響もないとしている。
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