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NFL、RFIDチップ内蔵ショルダーパッドで選手の動きをリアルタイム追跡
NFLは今シーズンからリーグの全32チームの選手のショルダーパッドにRFIDを内蔵させ、スタジアムに設置するレシーバー経由でリアルタイムデータを収集・分析・放映する計画だ。
米NFL(ナショナルフットボールリーグ)は7月31日(現地時間)、今シーズンからリーグの全32チームの選手のショルダーパッドにRFIDチップを内蔵し、リアルタイムの選手の動きをファンに提供すると発表した。
NFLが「Next Gen Stats」と名付けたこのシステムは、米Zebra Technologiesのリアルタイム位置情報管理システム(RTLS)を採用する。NFLの17のスタジアムにRFIDからの情報を受信するレシーバーと分析システムを設置し、リアルタイムで選手(だけでなくジャッジも)の動きを放映する計画だ。
このチップでは、各選手の位置や動くスピード、選手間の距離などをトラッキングでき、選手の総走行距離も記録できる。
Zebraは医療や小売業向けRFIDチップを提供している他、「Zebca MotionWorks」というスポーツトラッキングシステムを手掛けている。
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