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Facebookで新手のマルウェアが増殖、タグ付けを悪用
新手のマルウェアはタグ付けを使って友達の友達にもリンクを見せることにより、さらに多くのユーザーに感染を広げているという。
Facebook上で新手のマルウェアが増殖し、1月29日までの2日間で11万人以上のユーザーが感染しているという。
セキュリティ情報サイトのFull Disclosureに投稿された情報によると、このマルウェアは感染したユーザーの友達をタグ付けする手口を使い、Facebookに掲載したアダルトビデオへのリンクをユーザーがクリックするよう仕向ける。クリックするとプレビューが表示され、続きを見るために必要と称して、Flash Playerに見せかけたマルウェアをダウンロードさせようとする。
これまでにFacebookなどで出回ったマルウェアが友達を装ってメッセージを送り付ける手口を使っていたのに対し、今回のマルウェアはタグ付けを使って友達の友達にもリンクを見せることにより、さらに多くのユーザーに感染を広げているという。
このマルウェアにはまた、キーボードとマウスの動きを乗っ取る機能もあると研究者は報告している。
報道によると、新手のマルウェアについてはFacebookも認識しており、不正なリンクをブロックするなどの対策に乗り出しているという。
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