トレンドマイクロは2月18日、「.tokyo」ドメインを使用する不正サイトを初めて確認したと発表した。11日から16日までに約1万1800件のアクセスがあったとして注意を呼び掛けている。
同社によると、不正サイトはブランドバッグの販売をうたう詐欺的な偽サイト。同社ユーザーのうち国内から約7800件、海外から約4000件のアクセスがあった。不正サイトへの誘導には検索エンジンなどが使われている可能性があるが、詳細は調査中。メールやSNSから誘導は確認されていないという。
不正サイトは同社がインターネットを監視中に発見。「.tokyo」ドメインを不正サイトは同社のデータベースに登録がなく、今回が初めてだという。
「.tokyo」は新たなトップレベルドメイン(gTLD)として、2014年4月に運用が開始された。地域名などを使う新gTLDはイメージアップの手段として注目を集め、「.tokyo」の利用を訴求するテレビCMも盛んに放映されているが、今後はドメインの悪用にも注意が必要になりそうだ。
関連記事
- 「.tokyo」運用開始 都道府県ドメイン初 「東京の魅力を世界に」
- 国内「.com」サイトでドメイン乗っ取り、不正サイトへの誘導被害も
- ドメインの不正利用防止を目指す「Secure Domain Foundation」が発足
- TLD増加で社内システムと「名前衝突」の恐れ、JPNICが注意喚起
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.