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Ciscoの新CEOにチャック・ロビンス氏、チェンバーズ氏は会長に
Ciscoで20年間CEOを務めたジョン・チェンバーズ氏(65)が会長に退き、その後任に国際事業担当上級副社長のチャック・ロビンス氏(49)が就任する。CEO交代は7月に実施される。
米Cisco Systemsは5月4日(現地時間)、ジョン・チェンバーズCEO(65)の後任として、チャック・ロビンス氏(49)を指名したと発表した。ロビンス氏は7月26日付でCEOに就任する。20年間CEOを務めたチェンバーズ氏は会長になる。
ロビンス氏は1997年に同社入りしたベテランで、現在は国際事業担当の上級副社長を務める。5月1日付で取締役に就任している。チェンバーズ氏の“右腕”として、エンタープライズ向け戦略の策定や企業買収に貢献してきた。
チェンバーズ氏は発表文で、「現在の変化のペースは急激だ。(中略)企業のデジタル化におけるCiscoの役割はこれまでになく重要になってきている。(中略)チャック(ロビンス氏)はビジョンを具現化し、戦略を実行し、チームをまとめ、エコシステムに結果をもたらす能力を併せ持っている」と語った。
チェンバース氏はCEO退任後も会長として、今後1〜2年は自身の50〜75%の勤務時間をロビンス氏のサポートに費やすと語った。同氏は公開したロビンス氏との対談(下に転載)で、ロビンス氏に対し「CiscoをナンバーワンのIT企業に育ててくれ」と言い、ロビンス氏はチェンバーズ氏に感謝の言葉を述べた。
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