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モバイルソーシャルアプリPathが韓国Daum Kakao傘下に
「カカオトーク」を擁する韓国Daum Kakaoが、“パーソナルネットワーク”が特徴の米モバイルソーシャルアプリPathを買収する。Pathの主なユーザーベースが東南アジアにあるからと創業者のデイブ・モリンCEOは説明する。
米モバイルソーシャルアプリのPathは5月28日(現地時間)、韓国ネット大手のDaum Kakaoによる買収で合意に達したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
Pathは2010年、元Facebookのデイブ・モリン氏が元Netscapeのショーン・ファニング氏とともに立ち上げたソーシャル企業。閉じられたパーソナルネットワークが特徴で、モリン氏によると現在のMAU(月間アクティブユーザー数)は1000万人。
モリン氏は、現在Pathは主に東南アジアで(Daum Kakaoによると、特にインドネシアで)人気があるため、東南アジア市場について深く理解しているチームが必要になったとしている。PathおよびPath Talkのサービスは買収完了後もそのままのブランドで提供を続ける。
Daum Kakaoは、2014年にポータルサイトとして韓国2位のDaumと、「カカオトーク」が人気のKakaoの合併によって誕生した企業。カカオトークのMAUは4800万人だ。
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