任天堂が発表したことまとめ──「Mario Maker」や帰ってきた「Star Fox」など:E3 2015
Microsoft、ソニー・コンピュータエンタテインメントに続き、任天堂も「E3 2015」でイベントを開催し、スーパーマリオでオリジナルステージを作れる「Mario Maker」やWii U向けにゼロから開発したという「Star Fox 零」などを発表した。
任天堂は6月16日(現地時間)、「E3 2015」会場でプレスイベントを開催し、新作ゲームなどを発表した。
新しいゲーム端末(NX)はなかったが、マリオやヨッシーなどの人気キャラクターをフィーチャーした既存ゲームのバリエーションが披露された。
イベントのオープニングは、岩田聡社長、米任天堂社長兼COO(最高執行責任者)のレジナルド・フィサメィ氏、情報開発本部長の宮本茂氏の3人を模したパペット(操り人形)の動画(字幕付きを記事末に転載)。
3人が徐々に動物化していき、「Star Fox」のフォックス、ペッピー、ファルコに変身する。
発表された主なゲームを順不同に紹介する。
「Star Fox Zero」(Wii U)
オープニングの流れで最初に披露されたのは、1993年にスーパーファミコン用として登場した「スターフォックス」の最新版「Star Fox Zero(零)」。Wii U版として年末商戦時期に発売する。「Zero(零)」は、ゼロから開発し直したという意味をこめたと宮本氏が語った。
ドローンや陸地を移動するためのユニットなど、多数の新しい乗り物が追加された。
スーパーマリオでオリジナルステージを作れる「Super Mario Maker」(9月11日発売)
Super Mario Makerは、スーパーマリオでオリジナルステージを作り、他のプレーヤーとそのコースをシェアできるという機能。「amiibo」と統合されており、フィギュアをタップすることでゲーム内でそのフィギュアの「コスチュームマリオ」でプレイできるという。
Activisionの「スカイランダーズ」がamiiboに対応(Wii U)
日本ではスクエア・エニックスが販売するActivisionの「スカイランダーズ」のキャラクターがamiiboに対応する。ドンキーコングやクッパなどのキャラクターをamiiboがサポートするゲームで使えるようになる。
その他
- 「ゼルダの伝説 トライフォース ヒーローズ」(3DS)は2015年秋発売
- 「ゼルダ無双」(3DS)は2016年第1四半期発売
- 「メトロイドプライム」は2016年中発売
- マリオのテニスゲーム「Mario Tennis」は2015年末発売
なお、「ヨッシー ウールワールド」(Wii U)は日本では7月16日に希望小売価格5700円で発売の予定だ。
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