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ニューヨーク証券取引所がシステム障害で約3時間半ダウン 「サイバー攻撃ではない」
NYSEで8日の午前11時半から約3時間半にわたってすべての銘柄の取引が停止した。原因は「内部の技術的な問題」で「サイバー攻撃ではない」としている。
米ニューヨーク証券取引所(NYSE)は7月8日の午前11時半〜午後3時10分ごろ(現地時間)の約3時間半にわたってシステムがダウンし、すべての銘柄の取引が停止した。本稿執筆現在は完全に復旧している。
NYSEのステータス履歴によると、午前11時5分に「報告された技術的問題を調査中」としていたが、11時半に取引停止を決定したとしている。
NYSEは公式Twitterで午後1時ごろ、「技術的問題があり、可能な限り迅速な解決に取り組んでいます」「問題は内部の技術的なもので、サイバー攻撃によるものではありません」などとツイートした。
午後4時13分には「NYSEおよびNYSE市場の取引は復活しました」とツイートした。
同時期に、米航空大手のUnited Airlinesでもシステム障害で約4900便が影響を受けるというアクシデントが発生した(約1時間で解決)。
2つの問題について、米連邦政府は「サイバー攻撃ではない」という声明を発表した。
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