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「Office 2016 for Mac」正式版リリース(まずはOffice 365ユーザー向けに)
Microsoftが「Office 2016 for Mac」の正式版を、まずはOffice 365ユーザー向けにリリースした。それ以外のユーザー向けは9月に発売の予定。
米Microsoftは7月9日(現地時間)、「Office 2016 for Mac」の正式版(ビルド15.11.2)をリリースしたと発表した。
Office 2016 for Macは、新バージョンのWord、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteで構成されている。
まずは同日、「Office 365」の各エディションユーザーが入手できるようになった。個人向けOffice 365の場合はこちらにサインインしてインストールする。企業向けはこちらから。
パッケージ版の発売は9月の予定。具体的な発売日と販売価格はまだ発表されていない。
Microsoftは今年の3月にYosemite向けにOffice for Macのプレビュー版をリリースした。プレビューでは10万件以上のフィードバックがあり、新バージョンにはこれらのフィードバックが反映されているという。
各アプリの新機能を幾つか紹介する。
- Word:「デザイン」タブの追加、共有文書のコメント機能
- Excel:最適なグラフの推薦機能、オートコンプリート機能、「PivotTable Slicers」機能
- PowerPoint:「Presenter View」の改善、「アニメーションペイン」の追加
- Outlook:プッシュ通知機能、スレッド表示機能、プレビューでの内容表示機能
- OneNote:OneNoteは初めてOfficeスイートに追加された。画像や手書きも認識する検索機能や共有機能を備える
Windows版の「Office 2016」は今秋リリースの見込み。Windows 10で利用できるユニバーサルな「Office for Windows 10」の正式版はWindows 10とともに7月29日にリリースされる。
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