東芝、省電力追求型PCに追加モデル 低価格なSSDカスタムメニューを用意
東芝が15.6型スタンダードPCに新モデル「dynabook Satellite B75」などを追加。フルHDやCPUなどカスタムメニューを増やし、企業の需要に応える。効率・堅牢・省電力に寄与するSSD変更メニューを低価格にして提供する。
東芝 パーソナル&クライアントソリューション社は7月13日、法人向けスタンダードPCの新ラインアップ「dynabook Satellite B75」および「dynabook Satellite B65」を発表。2015年7月27日より販売をはじめる。
2015年6月に投入した15.6型の「dynabook Satellite B35」、17.3型の「dynabook Satellite B37」とともに、業務効率を高める「性能」、壊れにくく管理工数を減らす「堅牢さ」に加え、環境への配慮とランニングコストを抑える「省電力/環境調和」の面を意識したオフィス向けスタンダードPCの高性能モデルとして展開する。
今回の新モデルはインテルの最新プラットフォーム(第5世代インテルCore Uプロセッサー)、省電力CPUの性能を引き出す同社独自の技術の採用などにより、従来モデル(dynabook Satellite Bシリーズ B654/M、B554/M、B454/M)比で消費電力を約30%削減できる省電力動作性能を筆頭に、フルHD液晶ディスプレイ、SSD、指紋認証センサーなど、オフィスニーズに沿ったカスタムメイドメニューを充実させた。Windows10アップグレードもサポート対象予定とする。
特にパフォーマンス、壊れにくさ、省電力に寄与するHDD→SSDへの仕様変更をプラス1万円前後でできるメニューを用意したのがポイントの1つとする。従業員へ業務効率の改善と生産性の向上を提供したいが、HDDと比べてコストがかかる。このギャップがあった企業の選定担当者に対し、オプション価格をリーズナブルにすることで改革を後押ししたいという。
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