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Opera、身売りを含む選択肢検討を開始
Webブラウザ「Opera」のメーカー、Opera Softwareが身売りを含む戦略的な選択肢の検討を開始したと発表した。年内には検討の結論を出すとしている。
ノルウェーOpera Softwareは8月7日(現地時間)、身売りを含む戦略的な選択肢の検討を開始したと発表した。アドバイザーにABG Sundal CollierおよびMorgan Stanley Internationalを起用した。
年内には結論が出る見込み。
Operaが同日発表した第2四半期(4〜6月)の業績予測は、アナリスト予測を下回る45%増の1億4600万ドル。2015年通年の売り上げ予測を従来の6億3000万ドル〜6億5000万ドルから6億〜6億1800万ドルに引き下げた。
Operaは売り上げ不振の原因をモバイル広告事業が予想より伸びなかったこととしている。
Operaブラウザの利用者は3億5000万人以上。同社は2010年の米AdMarvel買収以降、モバイル広告にも注力してきた。
Operaは1995年にヨン・フォン・テッツナー氏が創業したWebブラウザ企業。創業者のテッツナー氏は2011年に同社を離れ、現在は新会社Vivaldi.comでパワーユーザー向けブラウザを開発中だ。
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1995年にOperaを創業し、2010年までCEOを務めたヨン・フォン・テッツナー氏が同社を去る。
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