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第2回 ワークスタイル変革の背景にある「3つの変化」:小林伸睦の「成功に導く“ワークスタイル変革”現場論」(2/2 ページ)
企業で働く者として、私たちは今後対応に迫られるであろうさまざまな経済的、社会的な変化に直面しています。第2回目は、これにまつわる「3つの変化」にフォーカスし、その変化がなぜ重要なのかを考えてみます。
今のままでは、企業や組織の競争力は維持できない……?
では、今回の話をまとめましょう。
企業や組織は労働力の質的な観点で、高付加価値創出や高生産性を追求していくことになり、そのための優秀な人材の確保が重要になります。量的な観点から見ても、ダイバーシティを推進し、多様な人材を積極的に採用していく必要があります。
「ワークスタイル変革」は、これらの課題に直接的、かつ間接的に解決策をもたらそうとする考え方と捉えられます。つまり、誰もが避けては通ることのできない課題群を乗り越えるために必要な改革ということになります。
企業や組織は人材を確保していくために、企業として「いかに魅力的な職場環境を提供できる」か、「働く側の事情に柔軟に対応できるか」という点も考慮しなければなりません。言い換えるとそこまで踏み込まなければ競争力は容易に維持できないということになるわけです。
(続く)
小林伸睦(こばやし・のぶちか)
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 営業推進本部 営業推進マネージャー兼エバンジェリスト。イベントやセミナーなどの活動を通して働き方やワークスタイルの変革を推進しながら、「モバイルワークスペース」ソリューションのエバンジェリスト活動およびパートナービジネスのレディネスを担当する。
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