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AndroidからiPhoneに戻った理由、セキュリティとコレ半径300メートルのIT(2/2 ページ)

iPhone発売からからずっと使い続け、この1年ほどAndroidも使ってみると、良いところも悪いところにも気が付きます。結局iPhoneに戻ったその気付きをご紹介します。

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生体認証はカジュアルなハッキングを(ある程度)防げて簡単

 4けたの暗証番号(パスコード)によるロックをし、かつプライバシーフィルターをつけていたとしても、隣で注意深く(横目で)見れば、どんな数字を入力したのかは、だいたい分かってしまいます。1日に何度も何度もロック解除するスマートフォンにおいて、4けたの数字やパターン、パスワードといった認証ですらも、「本気の攻撃者」に対する備えとしては、気休め程度なのかもしれません。ですが、確実に「やらないよりは絶対にいい」です。

 もちろん、生体認証に拒否反応を持つ人も多いでしょう。その点を懸念してTouch IDは利用したくないと公言している知り合いのセキュリティ専門家もいます。が、それは「端末ロックをしなくていい」ということではありません。周囲に端末ロックを使ってないような方がいましたら、ぜひこの機会に「説得」してください。

著者紹介:宮田健(みやた・たけし)

デジタルの作法
『デジタルの作法』

元@ITの編集者としてセキュリティ分野を担当。現在はフリーライターとして、ITやエンターテインメント情報を追いかけている。自分の生活を変える新しいデジタルガジェットを求め、趣味と仕事を公私混同しつつ日々試行錯誤中。

筆者より:

2015年2月10日に本連載をまとめた書籍『デジタルの作法〜1億総スマホ時代のセキュリティ講座』が発売されました。

これまでの記事をスマートフォン、セキュリティ、ソーシャルメディア、クラウド&PCの4章に再構成し、新たに書き下ろしも追加しています。セキュリティに詳しくない“普通の方々”へ届くことを目的とした連載ですので、書籍の形になったのは個人的にも本当にありがたいことです。みなさんのご家族や知り合いのうち「ネットで記事を読まない方」に届けばうれしいです。


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