ニュース
有人宇宙船「Crew Dragon」の内部が初公開 2017年のテストフライトを目指す
イーロン・マスクCEO率いる宇宙開発企業SpaceXが、2017年にテストフライトを予定している有人宇宙船「Crew Dragon」の船内の動画と写真を初公開した。
米宇宙開発企業SpaceXは9月10日(現地時間)、有人宇宙船「Crew Dragon」の船内の映像および画像を初公開した。
Crew Dragonは国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を送迎する目的で開発され、2017年には有人テストが実施される見込みだ。
座席には最高品質のカーボンファイバーと東レが開発したスエード調人造皮革のエクセーヌを使い、四方のに宇宙を眺められる窓を設置した。座席は7席。
座席前方には船内外の状況や現在地をチェックできるディスプレイと、室温調整なども可能なダッシュボートが設置されている。
ISSへの宇宙飛行士の送迎は現在、ロシアの宇宙船「ソユーズ」が独占的に担っている。
関連記事
- ISSへの補給船搭載の「ファルコン9」、打ち上げ数分後に爆発 HoloLensも届かず
MicrosoftのHMD「HoloLens」を含む約2.3トンの補給物資を積んだ無人ロケット「ファルコン9」が打ち上げの2分19秒後に爆発し、失敗に終わった。 - 「こうのとり」ISSとのドッキング完了 油井さんと若田さんが連携 Twitterに報告も
宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機がISSとのドッキングを完了した。ISS滞在中の油井さんがロボットアームを操作してこうのとりをキャプチャ。地上では若田さんが通信管制を行った。 - 「ファルコン9」ロケット、垂直着水実験で爆発 SpaceXが動画公開
物資補給船を打ち上げた「ファルコン9」ロケットが垂直着水を試みたものの、爆発した様子をSpaceXが動画で公開した。 - 火星でもインターネットを──イーロン・マスク氏が新構想を発表
GoogleやFacebook同様に低軌道衛星によるインターネット接続サービスを開発中のSpaceXのイーロン・マスクCEOが、火星に人が住むようになれば、そこにもネット接続が必要だと語った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.