日立製作所は9月17日、SAP HANA向け統合プラットフォーム製品の小型モデル「Hitachi Unified Compute Platform for SAP HANA HA8000/RS440モデル」を発売した。中小規模システムや開発・検証に適したモデルという。
新モデルはラック単体でSAP HANA環境を構築できる。SAP ERPの高速処理やデータウェアハウスを使ったビッグデータ分析ができるようになる。製品ラインアップは2プロセッサ36コアの「Sモデル」と4プロセッサ72コアの「M」モデルの2つ。メモリ容量は128Gバイト〜1.5テラバイトまで選択可能だ(Sモデルは1テラバイトまで)。
製品価格はサーバ本体が775万8000円から。別途ソフトとサービスは個別見積りとなる。
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「Hitachi Unified Compute Platform」は、サーバやストレージ、ネットワークなどのハードウェアを統合し、事前検証や基本設定を済ませた状態で提供することで、企業のクラウド構築作業を簡素化するという。
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