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Opera創業者のWebブラウザ「Vivaldi」がβリリースに
Opera創業者のヨン・フォン・テッツナー氏が1月に立ち上げた新Webブラウザ「Vivaldi」がβ版になり、Chrome拡張機能のフルサポートやメモや別ウィンドウなどの新機能が追加された。
ノルウェーOperaの創業者で元CEOのヨン・フォン・テッツナー氏が1月に発表した新Webブラウザ「Vivaldi」のβ版が11月3日に公開された。こちらからWindows、Mac、Linux版をダウンロードできる。
VivaldiはオープンソースのChromiumベースのWebブラウザで、「Speed Dial」やタブのスタッキング機能など、Operaの特徴を踏襲している。テッツナーCEOはVivaldiを、方向性を変えてかつて愛されたものではなくなったOperaに代わる、自分たちのためのWebブラウザと位置づける。
1月に公開したテクニカルプレビューは累計200万本ダウンロードされたという。
β版で新たに加わった新機能としては、ほとんどのChrome拡張機能が利用できるようになったこと、プライベートウィンドウの追加、サイドバーにメインのページとは別のページを小さく表示しておける「Webパネル」の追加、ノート作成機能の追加など。
テッツナー氏は発表文で「数百万人がテクニカルプレビューをダウンロードし、多くがβ版開発のための貴重なフィードバックをくれた。このβ版はそうした皆さんへの感謝の印だ。われわれはこのβで、Webでの活動を助けるブラウザを求める自分たちのようなユーザーのための最高のブラウザ構築に一歩近づいた」と語った。
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