写真の保存に「3-2-1ルール」を考えてみよう:半径300メートルのIT(1/2 ページ)
SDカードに写真は長期保存しない方がいいみたいですが、では、どうすればいいのでしょうか。そのヒントが「3-2-1」ルールです。
先日、ちょっと気になるTogetter記事を見つけました。それは「写真をSDカードで保存するのは危険」という趣旨のもの。これはSDカードの耐久性が、思った以上に低いということから、長期保管には向かない、というものでした。確かに工業用ではないSDカードはコストダウンのため、寿命を1〜2年と見た方がいいという記事もあります。以前、私も「SDカードをバックアップとして使おう」という内容の記事を書いていましたが、反省しなければと思いました。
ということで、SDカード以外で簡単に保存するにはどうしたらいいのか、再度考えてみたいと思います。
やはりクラウドが一番か?
本連載でも「セキュリティは自分の頭で考える」と強調していました。しかし、写真のバックアップは「なるべく考えないでもできる」が一番でしょう。そうなると、パッと思いつくのはやはり「クラウド保存」です。私の場合、現在は無料で使い勝手の良い「Google フォト」を利用しています。
Google フォトの使い方については荻窪圭さんの記事(被写体も自動判断:Googleフォトはスマホ写真の問題を解決するか?)におまかせするとして、この利点はほとんど劣化のない写真ファイルが、SDカードを差し込むことで転送処理がされるだけでなく、スマートフォンで撮影した写真ファイルも、アプリをインストールすることで自動でバックアップしてくれます。
そしてGoogle フォトは、煩雑になりがちな「写真の整理」も得意です。位置情報や撮影タイミングを把握し、自動的に動画を作ったりアルバムを作ったりしてくれます。インテリジェントで面白い機能なので、バックアップ目的でなくても一度使ってみるといいかもしれません。
その他、iPhoneをメインで使っているのならば、iCloudでバックアップをまかなうという方法もあるでしょう。ただし、無料の場合は容量が5Gバイトのみなので、写真は削除したくないという場合は有料のオプションを購入し、「丸ごと」写真をバックアップするのもいいでしょう(ただし、写真の枚数は増えるばかりなので、容量を買い続ける必要があるかもしれません)。
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