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HoloLens開発者版出荷開始 エミュレータやデモアプリのソースも公開
Microsoftが予告通り、MR HMD「HoloLens」の開発者版を3月30日に出荷開始した。基本操作を確認できるデモコンテンツ「Galaxy Explorer」をソースコードとともにGitHubでオープンソースで公開し、HoloLensがなくてもコンテンツを開発できるエミュレータもリリースした。
米Microsoftは3月30日(現地時間)、年次開発者会議「Build 2016」において、複合現実ヘッドマウントディスプレイ(MR HMD)「HoloLens」の開発者版を発売したと発表した。米国とカナダ向けに同日から出荷が開始された。価格は3000ドル(約34万円)。
開発者版発売に合わせ、デモアプリ「Galaxy Explorer」のアプリとそのソースをGitHubでオープンソースで公開した。同アプリは、HoloLensで天の川銀河の完全な3Dモデルを様々な角度から見たり個別の星を拡大したりでき、HoloLensの基本的なジェスチャーによる操作の可能性を確認できるようになっている。
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同社はまた、HoloLensがなくてもHoloLens用のコンテンツを開発できる「HoloLens Emulator」も公開した。「Visual Studio 2015」で利用できる。歩いたり、空中をタップするジェスチャーなどをこのエミュレータで確認できる。
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