キヤノンITソリューションズは4月20日、スウェーデンのClavisterが開発する中規模企業向けUTMアプライアンス製品「Clavister Wolfシリーズ」の2機種を5月11日に発売すると発表した。
新製品は、ウイルス対策とスパム対策、侵入検知防御、Webフィルタリング、アプリケーション制御機能を搭載する。ラインアップは同時接続数50万とファイアウォールスループットが4Gbpsの「Clavister W20」と、同時接続数75万とファイアウォールスループットが6Gbpsの「Clavister W30」の2機種。従業員数150人から2000人規模の企業での利用に対応する。
キヤノンITソリューションズは2015年10月にClavisterと協業。ファームウェアにオープンソースを使わないことで脆弱性攻撃の影響を受けにくいことや、ファームウェアのイメージサイズが約17メガバイトと軽量であること、また、ディスクレス構造でハードウェアの障害が少ないことが特徴だとしている。
製品価格はオープン。キヤノンITソリューションズでは今夏に日本語レポート機能なども提供するという。
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