米Adobe Systemsは、AcrobatとReaderのセキュリティアップデートを米国時間の5月10日に公開すると予告した。
Adobeが5日に掲載した事前告知によると、今回のアップデートでは危険度「クリティカル」に分類された複数の脆弱性を修正する。影響を受けるのは、WindowsとMac向けAcrobat DC/Acrobat Reader DCの連続トラック15.010.20060までのバージョンと、クラシックトラック15.006.30121までのバージョン、およびデスクトップ版Acrobat XI/Reader XIの11.0.15までのバージョン。
優先度は上から2番目の「2」に指定されており、現時点で攻撃の発生などは確認されていないとみられる。
米国時間の5月10日には、Microsoftの月例セキュリティ更新プログラムも公開される見通し。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Flash用のAdobe Analyticsツールに脆弱性、更新版で対処
「Adobe Analytics AppMeasurement for Flash Library」の脆弱性を修正するアップデートが公開された。
Adobe、Creative Cloud Desktop Applicationなどの脆弱性を修正
Adobeは「Creative Cloud Desktop Application」と「RoboHelp Server」の脆弱性に対処した。
Adobe、Flash Playerの更新版公開 24件の脆弱性を修正
脆弱性を突く限定的な攻撃が確認され、ユーザーに最優先での適用を呼び掛けている。
Adobe、AcrobatやReaderの脆弱性を修正 Flash Playerも近日更新へ
Adobe AcrobatとReaderおよびDigital Editionsの深刻な脆弱性が修正された。Flash Playerのセキュリティアップデートは数日中に公開される予定だ。
