サイバー攻撃の速攻対策は「情報収集」 ……でもどうやって?:半径300メートルのIT(2/2 ページ)
攻撃者のスピードは上がる一方で、守る側は今、とても不利な状況にあります。今回は、今すぐ始められる対策について考えます。
どうやって定期的に情報を見ればいい?
……とはいうものの、関連Webサイトやブログを定期的に巡回するのは意外と難しかったり面倒くさかったりします(RSSリーダーを使っている人も減りましたからね……)。情報収集は普段使っているツールで行うのが一番。そこで、最新のセキュリティ情報はTwitterを使って、普段からウォッチすることをお勧めしたいと思います。
こちらにウォッチするといいアカウントを並べてみました。これらは恐らく、企業の情報システム部の人にも、個人にもいい情報源になるはずです。
- JPCERTコーディネーションセンター(@jpcert)さん | Twitter
- IPA(情報処理推進機構)(@IPAjp)さん | Twitter
- JVN 脆弱性レポート(@jvnjp)さん | Twitter
- NISC@みんなのサイバー天気予報(@nisc_forecast)さん | Twitter
- マイクロソフト セキュリティチーム(@JSECTEAM)さん | Twitter
- トレンドマイクロ(@trendmicro_jp)さん | Twitter
- ノートン 公式 ツイッター(@NortonJapan)さん | Twitter
- マカフィー(@McAfee_JP)さん | Twitter
- Kaspersky Labs Japan(@kaspersky_japan)さん | Twitter
- エフセキュアブログ(@FSECUREBLOG)さん | Twitter
- マルウェア情報局(@MalwareInfo_JP)さん | Twitter
- 情報セキュリティのラック(@lac_security)さん | Twitter
もちろん、これはセキュリティ関連Twitterアカウントの一部でしかありませんが、普段からセキュリティの話題に触れていれば、より速い対応が可能になるはずですし、サイバー攻撃の現状を「自分ごと」として捉えられるかもしれません。
攻撃者のスピードは上がる一方で、守る側はとても不利な状況にあります。何かを始めたいと思ったら、まずは情報を浴びることから初めてみてはいかがでしょうか。
著者紹介:宮田健(みやた・たけし)
元@ITの編集者としてセキュリティ分野を担当。現在はフリーライターとして、ITやエンターテインメント情報を追いかけている。自分の生活を変える新しいデジタルガジェットを求め、趣味と仕事を公私混同しつつ日々試行錯誤中。
筆者より:
2015年2月10日に本連載をまとめた書籍『デジタルの作法〜1億総スマホ時代のセキュリティ講座』が発売されました。
これまでの記事をスマートフォン、セキュリティ、ソーシャルメディア、クラウド&PCの4章に再構成し、新たに書き下ろしも追加しています。セキュリティに詳しくない“普通の方々”へ届くことを目的とした連載ですので、書籍の形になったのは個人的にも本当にありがたいことです。みなさんのご家族や知り合いのうち「ネットで記事を読まない方」に届けばうれしいです。
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