Windows 10の1周年アップデート、UIを徹底解剖してみる:Enterprise IT Kaleidoscope(3/4 ページ)
Windows 10最初のリリースから1周年としてリリースされるAnniversary Update は、さらに大きな変化をみせるようだ。今回はInsider Previewからその実態と解き明かしていこう。
「設定」項目の変化
「設定」も、表示関係で変更が加わっている。現行ではボタンをクリックして表示されるサブメニュー(システム、デバイスなどの大項目)の下側に表示されるのは項目名(例えば「システム」では「ディスプレイ」「通知とアクション」など)だけだったが、Anniversary Updateでは項目名と同時にアイコンも表示される。ちなみに、大項目や中項目(サブメニュー直下の項目)などは、右クリックをして「スタート画面にピン留め」することもできる(現行でも可能)。
「アプリと機能」の項目でインストール済みアプリを選択して、詳細オプションを表示すると、「アプリのリセット」という項目が表示される。リセットすれば、アプリがインストール直後の初期状態に戻る。ただし、リセットできるアプリはUWP(Universal Windows Platform)アプリのみで、既存のデスクトップアプリケーションはリセットできない。
「通知とアクション」(システム内)では、アクションセンターに表示されるクイック アクション ボタンの追加/削除が行える。
ちなみに、「システム」には「このPCへのプロジェクションを実行します」と「Webサイト用のアプリ」という項目が追加されている。
「このPCへのプロジェクションを実行します」という項目は、Windows 10 Mobileや他のWindows 10 PCの画面をこのPCで表示し、キーボードやマウスをリモートデバイスで利用できるようにするかどうかの設定だ。ビルド番号14342では、まだ機能がサポートされていない。Windows 10 MobileのContinuum機能を利用する場合に、Miracastなどのデバイスがなくても利用できる。
「ネットワークとインターネット」では、ネットワークの接続状態を表示する「Status」という項目が追加された。
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