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Qualcomm、ウェアラブル向けSoC「Snapdragon Wear 1100」出荷開始
Qualcommが、子どもやお年寄り用の追跡端末やフィットネスバンドなど向けのSoC「Snapdragon Wear 1100」の出荷を開始した。
米Qualcommは5月31日(現地時間)、ウェアラブル向けSoCシリーズ「Snapdragon Wear」の新SoC「1100」を発表した。同日出荷を開始した。
Qualcommは2月に高性能な多目的ウェアラブル向けSoC「Snapdragon Wear 2100」をリリースしている。1100は例えば子どもの位置追跡やフィットネストラッカーなど、スマートウォッチよりは機能の少ない安価な端末向けとして開発された。
こうした端末で必要なサイズ、バッテリー持続時間、接続性能に優れ、LTE/3G回線をサポートする。また、Linuxベースのアプリケーションプロセッサを搭載しており、音声、Wi-Fi、Bluetoothに対応する。位置情報エンジンは「Qualcomm iZat」。
Snapdragon Wearシリーズは、Aricent、Borqs、Infomark、SurfaceInkなどのウェアラブルメーカーが採用している。
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