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Facebook、米国で初の「災害時情報センター」開設 オーランド乱射事件で
100人以上が死傷したフロリダ州オーランドの銃乱射事件を受け、Facebookが災害用伝言板サービス「災害時情報センター」を開設した。日本で2012年に立ち上げられた同サービスが米国で開設されるのはこれが初めてだ。
米Facebookは6月12日(現地時間)、米フロリダ州オーランドで同日未明に発生した銃乱射事件を受け、米国では初となる「災害時情報センター」を開設した。本稿執筆現在、この事件で50人が死亡、52人が負傷したと報じられている。
マーク・ザッカーバーグCEOは自身のFacebookで「今朝起きてオーランドでの乱射事件について知ってとても憤慨している。私の祈りは犠牲者の皆さん、その家族の皆さん、LGBTコミュニティーとともにある。Facebookは災害時情報センターを開設したが、向こう数日間最も必要なのは輸血用血液だ」と語り、献血に関する公共情報へのリンクを掲載した。
事件の起きたナイトクラブ「Pulse Orlando」は同性愛者に人気のダンスクラブ。Facebookページでは事件発生直後から情報を発信している。
緊急時情報センターは、Facebookが2012年、日本で立ち上げた災害用伝言板サービス。ユーザー同士がFacebook上でお互いの安否を共有できるというものだ。Facebookが開設した地域ではニュースフィードの上部に安否を尋ねる通知が表示され、「自分の無事を報告」をクリックすることで友達のニュースフィードや通知で無事が報告される。これまで、パリでのテロ事件や熊本地震などで開設された。
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