ニュース
マンガで解説する「EAIの本質とは?」:安田航のエンタープライズ・アーキテクチャ改革論(1/5 ページ)
ビジネス変革を情シス部がリードするためのITストラテジーを、マンガで解説するシリーズ。今回は、企業内の複数システム間を効率的に統合するEAIと、導入に際しての情シスの役割を解説します。
この記事は安田航氏のブログ「安田航のエンタープライズ・アーキテクチャ改革論」より転載、編集しています。
「連携」という言葉が好きです。例えば、2つの情報システム間で日次バッチでCSVファイルを転送する機能を作るとき、2つの情報システムを「接続(Connection)する」とはいわず、「連携(Integration)する」と表現します。IT業界で働き始めた頃は、これが何やら業界人っぽくて良いなと感じていました。
情報システム関連図を見ていると、2つの情報システムが単に矢印で結ばれているだけなので「接続」っぽいのですが、プロトコル変換・データ構造変換・異常系処理まで作りこんでいくことをイメージすると確かに「連携」がしっくりきます。
問題は、この「連携」が増えていくとビックリするくらい複雑になることがあって……。それを解決するEAI(Enterprise Application Integration:エンタープライズアプリケーション統合)の本質について考えていきます。
EAIの本質とは?
関連記事
- 「安田航のエンタープライズ・アーキテクチャ改革論」記事一覧
- どうしたら“頼りになる専門家チーム”が育つのか 大阪ガスの河本氏に聞いてみた
AIやIoTといった言葉がメディアを賑わし、こうしたトレンド技術をビジネスに生かそうと考える企業が増えている。大阪ガスのデータサイエンティスト、河本氏は、こんな時こそ技術畑で育ってビジネスも分かる人間が必要だと話す。 - マンガで解説する「ユーザー部門が勝手にSaaSを導入、情シスの対応は」
ビジネス変革を情シス部がリードするためのITストラテジーを、マンガで解説するシリーズ。今回は、ユーザー部門が独自に導入したシステムに対して、情シスがすべき支援について考えます。 - マンガで解説「ERPの本質とは?」
ビジネス変革を情シス部がリードするためのIT戦略を、マンガで解説。今回は、「ERP」について、その本質的な意味を探りながら解説します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.