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Google、「Chrome 53」の安定版を公開 Flashブロック開始
GoogleがChromeブラウザをバージョン53にアップデートした。予告していたバックグラウンドで稼働するFlashのブロック機能が追加された。修正された脆弱性は計33件だ。
米Googleは8月31日(現地時間)、Webブラウザ安定版の最新バージョンとなる「Chrome 53」(バージョン53.0.2785.89)をWindows、Mac、Linux向けに公開した。
このアップデートで、予告していた一部のFlashのブロックを開始する。ブロックするのは、Webページの解析などのために背後で稼働するタイプのFlash。Googleによると、こうしたFlashは現在Web上で読み込まれるFlashの9割以上を占めており、ページの読み込みを遅くしているという。
なお、Googleは29日、それまで拡張機能「Google Cast」として提供してきたChromecastへの接続機能をChromeに統合したと発表しているが、こちらはChrome 51から利用可能だ。
また、危険度「高」に分類される13件を含む計33件のセキュリティ問題が修正された。
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